2006年07月

アイリス出荷2006 その1

例年にない長い梅雨で、アイリス達の成長が心配されていたけど、元気に育った。
いよいよ出荷が始まる。
ドウヤでは「寒冷地」のお客様には7月末に、それ以外のお客様には8月末に出荷をしている。

今年の予約数は去年の3倍、気合を入れないとね。

アイリスの出荷手順は以下のとおり

1)予約株を掘る
2)株を分け、葉と根を切り、涼しいところで乾燥させる
3)お客様名と品種名が入ったタグをつける
4)アイリス、送付品種写真一覧などを箱につめ、出荷

アイリスは、花が終わると品種の見分けがつかなくなってしまう。
品種ごとに列を分けて栽培して管理しているけど、植え付けの時点で違う品種がまざることがたまにある。
お客様に送る株が間違ってはいけないので、開花中の株に品種名のタグをつけておくのだ。(この作業がとっても大変)

その株を一つずつ堀りあげ、掘ったそばから球根1つ1つにマジックで名前を書いておく。
球根は葉と根を切って、涼しいところで乾燥させる。
乾燥が終わると、いよいよ箱詰めだ。

shukka.jpg


写真は、注文リストに沿って球根をチェックするオット。
(本人の希望により、顔にモザイクを入れたけど、かえって怪しい人だ)
球根には、お客様名と品種名を書いたタグをつけてある。
ひとつひとつ球根を確認しながら、リストにチェックを入れるのだ。

shukka2.jpg


チェックが終わると、箱詰め開始。えみぃもお手伝い。
送付品種の写真を一覧にしたリストを同封するので、その順番にアイリスを入れていく。
この作業がけっこう大変。
チェックをするときにリスト順に並べてくれればいいのに、ばらばらなんだもん。
このお客様は注文数が多かったので、1人神経衰弱状態。
あれはどこだー、これはどこだーと探しているうちに、疲れてしまった。
ぶーぶー文句を言っていたら

オット「オレがやるからいい怒り

と怒られ、えみぃは退散することに。役にたたなくてすんまそん。
その後、オットがもくもくと作業を進め、来年きれいに咲いておくれよ~という思いを込めて、ふたを閉めた。

数日のうちに、前半戦が終了した。
ほっとしたのと、ちょっとさみしい気持ちと半々かな。
なーんて感傷にひたる暇はなく、今度は雑草との戦いがあるし、後半の出荷もまたすぐやってくるし、ばたばたのドウヤなのだった。

ドウヤのバックアップ事情

夕べの話。

えみぃは珍しく残業。オットが疲れて早めにダウン。
仕事を終えて寝室に入ると、エアコンがつけっぱなしで寒い。
真っ暗な中、オットを踏まないようにエアコンに近づき、スイッチを切り、自分の布団に横になった。
いつもはオットのいびきが聞こえるはずなんだけど、聞こえない。
っていうか、寝息も聞こえない。
もしかして、、と思って、オットの肩に手を伸ばすと、

えみぃ「冷たいーーーー幽霊、死んじゃった困った

オット「なんだようっ落ち込み

えみぃ「あ、生きてた。ヨカッター」

エアコンの設定温度は18度にしようと思った今日この頃、
みなさんエアコンつけっぱなしで寝て体を冷やしてませんか。

まったく関係ないネタで始まったけど、今日はお仕事の話。

ドウヤでは、WinXPをメールマシン、Macをお仕事マシンとして使っている。
お客さんからメール添付で受け取ったデータをMacにもっていったり
Macで作ったデータをメール添付でお客さんに送るっていうことが頻繁にある。
有線LANでネットワークを組んで、データのやりとりをしている。

起業当初、サーバーを立てるのがめんどくさかったので、Macに「DAVE」っていうソフトを入れて、
WinXPのハードを見られるようにして、データの送受をしていた。
あと、Macデータのバックアップ先として、えみぃのVAIOちゃんを使っていた。
万一Macがお亡くなりになっても、VAIOちゃんにデータが入っていれば復旧できるからだ。
VAIOちゃんにはDVDライタもついてたので、都合も良いんじゃないかと。

実際使い始めてみると、WinXPで作ったDVD内のファイルの一部がMacで開けなくなることがわかり(当たり前なんだけどさ)、圧縮してアップするようになったり、DAVEもイマイチ調子がよくなかったり、想像どおりの快適さじゃなかったけど、まぁいっかって使っていた。

が、去年、いよいよえみぃのVAIOちゃんの容量がいっぱいいっぱいになり、ハードをフォーマットしたくなった。
サーバーを立てるとなると結構費用がかかるし、メンテナンスもめんどい。
でも、外付けハードとかじゃ芸がないし、なにか良い方法はないかと探して、いいものを見つけた。

LinkStationだ。
ネットワークにつないで簡単な設定をするだけで、WinXPからもMacからもデータをアップできるのだ。
しかもコンパクトで価格も安い!
えみぃは250GBモデルを導入した。
Mac用のDVDライタも買って、バックアップも楽勝だ。
いざっていうときも、この子1人を連れて逃げればいいし。

そうしてずっと快適に使ってきたけど、最近LinkStationの様子が悪くなった。
アップスピードが落ちてきたし、ブルルルルーって音がする。
ハードが逝きそうなのだ。

LinkStation2号を買ってデータを移動し、1号をフォーマットするかと思って
Baffaloのページを物色していると、ナナナントすばらしいものを発見。

TeraStationですってびっくり

RAID5と1に対応してて、低価格モデルは10万切ってるのよっ。奥さん。
価格.comにアクセスして、0.3TBモデルをすぐ買っちゃったわよ。

tera1.jpg


設置も簡単!
4台のハードが内臓されていて、RAID5モードだと4台に分散してデータを格納してくれる。容量は300GBだけど、いまのえみぃには十分だ。
LinkStationよりはちょっと大きいけど、今度はハードの1つや2つ逝かれたってデータが復旧できちゃうのよ。

TeraStationをメインサーバー、LinkStationをバックアップサーバーとして設定した。

ついでにUPSも購入。

tera2.jpg


これでカミナリも怖くなくなって、ドウヤのバックアップは完了。
あーでもTeraStationとUPS2台で約8万円の出費。いたたたたっ。
がんばってお仕事しないとね。


梅雨だけに、梅

よく降ったわー、今年の梅雨は。
このあたりは「から梅雨」と言って、入梅してもまとまった雨が降らないことが多いんだけど、今年はいっぱい降った。
このあたりは大きな被害はなかったけど、県内のあちこちで災害がおきて、なんだか信じられないような、いよいよ地球温暖化の影響がモロに出てきて怖いような。。。

そんな日々でも、梅は確実に熟してたわけで、先週の金曜日やっとこさ収穫した。

実家には3本の梅の木(小梅、中梅、あんず梅)があって、毎年たくさん実をつけてるのは知ってるんだけど、取り忘れてほとんど落ちちゃうっていう感じだった。
去年は中梅を少し収穫して梅酒(2リットル)を作ったけど、待ちきれなくて熟成する前に飲んじゃった。。。
今年は梅干も漬けたいし、気合を入れてやろうと思っていたのだ。
梅干のレシピも手に入れて、準備万端。あとは梅の収穫を待つばかりだった。

7月に入ってから何度も「梅の収穫はまだ?」と確認していたのに、リョウコはいつも「まだかな」「いつかな」っていうようなことしか言わなかった。

それがっ、先週の金曜になって突然

リョウコ「梅を取ったから、持っていけや」

だもの。

もらったのは、あんず梅を3キロと、中梅を3キロ。
受け取った梅を見てびっくりびっくり
あんずみたいな色をしてるの。これって熟しすぎじゃないのか?
リョウコのアドバイスで、あんず梅を梅酒に、中梅を梅干にすることにした。

ume1.jpg


写真はあんず梅を干しているところ。でっかいでしょ?
リョウコの話では、めずらしい梅らしい。
梅酒のレシピを確認したら、梅酒は青い梅のほうがいいんだって。
がっかり。
でもま、去年もかなり熟した梅だったからできないことはないわねってことで、外に干して準備。

梅干は、熟した梅が良いとのことで、この梅だったら最高においしいものができるんじゃないかと期待!
でも、塩がまだ来ない。
天然塩をネットで注文したから、到着まで日がある。
とりあえず、冷蔵庫に入れて保管。

そして、塩が到着したので、梅漬け開始!

◆梅酒
干したあんず梅のへたを取り、水で洗って、清潔なタオルで水気を取る。
本当は梅に傷をつけないほうが良いのだろうけど、熟しすぎて黒ずんだ箇所があったため、包丁で切り取った。途中で様子を見て、やばそうだったら取り出す予定。
今年はドライな梅酒にしたいので、梅3キロに三温糖カップ1&焼酎4リットルというレシピを採用。
梅をビンに並べて、三温糖をふりかけ、焼酎を入れた。

◆梅干
中梅3キロに、天然塩600グラム、焼酎カップ1/2を用意。
梅は水で洗ったあと水気を切り、塩をまぜた焼酎をくぐらせた後、全体に塩をつけてビンに並べる。
最後に、あまった塩と焼酎を上からかけ、重しをしてできあがり。
えみぃったら、梅酒用のビンを用意しちゃったもんで、重しが入らないじゃん!仕方なく、ジップロックに水を入れて代用。

◆梅ジュース
梅酒に入れられなかった、痛みがひどかったあんず梅約1キロと三温糖カップ1で梅ジュースにトライ。
梅の皮をらせん状にむいて、びんに並べ、上から三温糖をかけて終わり。
ほんとにこんなんでジュースができるのか?

ume2.jpg


左から、梅酒、梅干、梅ジュース。
既においしそうだわ。

そして1日経過した写真がこれ。

ume3.jpg


梅干を見てー!梅酢が既に上まで上がってます。
すごい驚き。

ume4.jpg


このまま土用の牛の日まで待って、干せばできあがりなのよ。意外と簡単でしょ。
って、土用は既に過ぎてるんですけど、いつまでこのままにしとけばいいのかなー。
とりあえず、20日ぐらい様子を見て、干してみようと思う、今日この頃なのだ。


モモが居ない!

土曜日、えみぃは農作業、オットはアイリス屋で1日がんばって、疲れて家に戻った。
えみぃはすぐシャワーを浴びて、オットは夕食の支度をして、一杯やろうね~なんて言いながら、玄関のドアを開けると、リビングからピーコの声がする。

ピーコ達のゲージは二階の廊下が定位置。いつもは二階からピチピチ声がするのに、ステレオみたいにあちこちから聞こえておかしいなぁと思いながらリビングに入ると、サイドボードの上にチビタン(五男)を発見!

えみぃ「なぜこんなところにチビタンがっ?」

とりあえず、チビタンを捕まえてゲージに連れて行くことに。実はチビタンとえみぃはあまり仲良しじゃない。
手乗りにする雛は、生後2週間ぐらいで親から離し、親の代わりにえさを与えることで人間を親だと思いこませて仲良くなるのだが、この子は大きくなるまで親元に置いたため、完全な手乗りではないのだ。

そーっと近づいて指を出すと、すんなり乗った。あらめずらしい。
1日外に居てお腹が空いてるのかなー。とりあえず、チビタンを指に乗せたまま、ゆっくりと階段を上がり、ゲージに入れた。

するとっ、えみぃはあることに気がついた。

momo1.jpg


ゲージの口が開いている。中にはルル(三男)しか居ない。
オットが朝えさを上げた後、ゲージの口を閉め忘れたらしい。それでルル以外の3羽が外に出てしまったのだ。

オットめー、と怒る前にあと2羽を探さなくちゃ。

ココ(パパ)は、すぐに見つかった。
ゲージ近くに積み上げてある、コピー用紙の箱の上に居た。この子ともあまり仲良しじゃないけど、指を近づけると素直に乗ってきた。

あとはモモ(長男)だけだ。でも、モモとはすごく仲良しだから大丈夫、と思っていた。

モモ(長男)はえみぃとオットが初めての巣引き(インコのツガイを飼って子供を育てること)で初めて生まれた子だ。

momo5.jpg


ココ(パパ)らら(ママ)の間に5羽の男の子が生まれた。

momo3.jpg


上の写真はリリ(次男)を里子に出した後で4羽しか居ないけど、右からモモルルミミちびたんだ。

モモはきっちり2週間で巣から出して、ごはんをあげた。だからオットもえみぃもとっても仲良しだ。
「モモー」と呼ぶと、飛んでくる。

えみぃ「モモー」

モモ「・・・」返事がない。

ゲージの中で3羽がピチピチ鳴いているけど、外からは声がしない。
おかしい。えみぃはいやな予感を感じた。

オットが外の片付けを終えて家に入ってきた。

えみぃ「モモが居ないんだよー悲しい

オット「うそっ困った

えみぃが一階を、オットが二階を、「モモー」と声を出しながら探した。
探しながら、最悪な状況が頭に浮かぶ。

なんかもう、泣きそう。

一階の隅々を探して、あきらめて、二階に上がった。
オットももう、あきらめモードだった。
ふと、廊下に積み上げた紙ごみが目にとまり、どかしてみた。

すると、石油タンクと箱の間にできた20センチ四方の隙間にモモが居た!!!

えみぃ「モモーびっくり

と指を差し出すと、モモがいつものように乗ってきた。
でも、声は出さない。きっと真っ暗な隙間に落ちちゃって、びっくりして動けなくて、声も出せなかったんだね。ごめんね。

ゲージに戻してしばらくすると、他の子たちと一緒にピチピチ騒ぎ出した。
一安心だ。

momo4.jpg


安心したところで、ブログにアップするモモの写真を撮ろうと、ゲージから出してカメラを構えた。
すると、カメラにびっくりして飛んでっちゃった。

momo2.jpg


なんか今日はびっくりさせてばっかでごめんね。モモ

オットは「心配させやがって、こんにゃろ~」とピーコ達を怒っていたけど、
怒られるのは、あんたですからぁ~、残念!(古っ汗
そしてえみぃにキツーイお灸をすえられたのだった。

続・銀嶺立山祭

土曜日の午後、東京から学生時代の友人、ウェンディが遊びに来た。

専門学校の寮で知り合ったウェンディ、えみぃと生年月日が同じ。
学生時代は身長も体重も同じ。
しかも、オットと共通の知人が居るという、不思議な縁のある、友達っていうより身内に近い人なのだ。

「飲み明かそうねー」とメールをもらったので、おいしいお酒を用意した。
「銀嶺立山 純米大吟醸 雨晴」だ!!!
ウチで取れた野菜たち&おいしい日本酒で宴会だ!

メニューは、、、

◆鶏肉とこんにゃくと根菜のどんこ出汁煮(国産どんこの風味がちょー濃いの)
◆きゅうり各1本まるかじり
◆なすの揚げ浸し
◆だいこんと昆布のねばねば梅風味サラダ
◆掘りたてじゃがいものほくほく茹で
◆白菜の浅漬け

食卓には、雨晴とたくさんの料理、そしてウェンディと選んだ日本酒もう1本が並んだ。
写真を撮るの忘れちゃったけど、すごいおいしそーーーーだった。

とりあえずビールを飲みながら、ウェンディがじゃがいもを食べる。

「ちょーーーおいしぃ」

オットが夕方掘ってきたじゃがいも。軽くあらって皮ごと茹でたものに、軽くお塩をふって食べる。
掘りたてのじゃがいもはとっても甘くて、ほくほくしてて、しっとりもしてて、塩味だけで本当においしい。

そして今度はきゅうりに味噌をつけてがぶり。

「これもちょーーーおいしい」

先日来紹介しているけど、ウチのきゅうりはほんっとにおいしいの。
皮がやわらかくて、味が濃くて、甘い。

おいしい野菜とビールをたんといただいた後、いよいよ雨晴の出番。
何も食べずに、冷えた雨晴を飲んでみた。

口に含んだときはやわらかい辛味を感じ、後からほんのり甘みが追ってくる。
口の中には、麹のような甘い香りが広がる。
飲んだあとはまさに「さらっ」って感じで、なんにもなくなっちゃう。
すごく上品で、くせのないお酒。
でも、味はしっかりとある。

どんこのお出汁で炊いた煮物を食べたあと、雨晴を口に含んでみた。
絶妙のハーモニーとはこのこと。
どんこの煮物は味は薄めで、どんこの香りがすごく強い。雨晴も香りは強めだけど、けんかしないのだ。
お互いに引き立てあって、口の中はもうパラダイスって感じ。

封をあけてしまうと、後は早い。
あっちゅー間に、720mlが消えた。

次は地元の銘酒「茜さす」をいただいた。
えみぃ&オットの日本酒ランキングでは、かなり上位のこのお酒。
でも、雨晴の後で飲んだ味は。。。
いつもはすごくおいしく感じるのに。
「いやー、雨晴って本当にすばらしいですね」と、思わずうなってしまった。

なんて言いつつ、2本目の日本酒もあっちゅー間に消えた。

するとウェンディが

「そおいえば、スパークリングワイン飲んでないじゃん」

と言う。
えみぃ的には翌日用と思っていたのだけど、まぁいっか。

ということで、スパークリングワインを飲み始めた。
ここで、えみぃの記憶は切れてしまった。






ふと気がつくと、えみぃはソファーの上で寝ていた。
すぐ下に、ウェンディが丸くなってひざ掛けをかぶって寝ていた。
そしてリビングの床の上に、オットが大の字で寝ていた。
時間は3時。

あわてて2人を起こし、布団に移動。

翌朝、どうしてそうなったか、オットに聞いてみた。
まずえみぃがヘベレケになり、オットにつれられてトイレに行った。
トイレから戻ると、そのままソファーに横になり、寝てしまった。
その後2人で話をしていたが、ウェンディが先にダウンした。
それを見てオットもダウンした。とのこと。

あんたも一緒になって寝てどうすんのさっ。とオットが悪者になったのは、言うまでもない。

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