2006年09月

園児2人に大人6人参加の運動会

今日はチビスカとJr.が通っている保育園の運動会だ。
叔母であるえみぃもご招待いただいたので、ありがたく参加した。

朝8時に実家に集合して、保育園へ。
小さいグランドのまわりに、たくさんのシートが敷かれて、すでにたくさんの人が座っていた。

スカオット「あそこが家のシートだから」

と案内されたところは、来賓席のほぼ正面の最前列だった。
もしかして、すごくいい席?と思い聞いてみると、6時じゃ遅いとミニスカに言われ、4時に来て敷いたんだとか。。。ご苦労様です。
ミニスカはチビスカやJr.の準備に行ってしまったため、スカオット、リョウコとえみぃの3人で座った。
しばらくすると、なっちゃんが彼氏を連れてやってきた。
聞いてないよー。しかも、彼氏とはみんな初対面。
せまいシートに、なっちゃんと彼も一緒に座った。

なんと、園児2人に大人6人の応援。いったいどんな家族構成なんだ?と噂になっていそう。

とかなんとか言ってるうちに、運動会が始まった。
まずは入場行進。

チビスカは、お友達と楽しそうにおしゃべりしながら、余裕の入場。
未満児クラス最年少のJr.は、保母さんに手を引かれての入場だ。

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気合が入りまくってる子、緊張して顔がひきつってる子、集中できなくてきょろきょろしてる子、後ろ向きになっちゃってる子など、みんな個性があるし、動きもかわいいし、見ていてすごくおもしろい。

全員が整列したところで、園長先生のはじめの言葉。

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園児達はきちんと並んで聞いていた。
続いて演歌、じゃなくて園歌。みんな元気良く歌ってた。
実は、えみぃもここの卒園生。30年以上たつけど、なんとなく覚えてた。
その後お客様の言葉。

司会議員のおじさんの話
「きょうのあさね、おじさんがおうちのそとにでたらね、
 ことりさんがやってきてね、
 『おじさん、どこにいくの』ってきくからね、
 『おりこうさんがいっぱいいる、○○ほいくえんの
  うんどうかいにいくんだよ』っていったらね、
 『わたしたちも、いっていい?』ってきいたからね~

おじさんは一生懸命話しているけど、園児達は聞いてるのかな?と思った次の瞬間

「もうそろそろ来る頃かもしれないよ」と言いながらおじさんが空を指差したら、いっせいに園児達が上を見た。

ちゃんと聞いとるがなっ!純粋な子達だ!!

その後、運動会の歌を歌って、運動開始。
最初はリズム体操「元気いちバンバン!」
園児達は来賓席のほうを向いて整列したまま、音楽スタート。
スカオットはビデオを、えみぃはD70を持って撮影を開始してから思った。
「後姿しか撮れないじゃん」

気がつくと、他のお父さん達はみんな、来賓席の後ろでビデオをかまえている。しかも、チビスカは列の前のほうにいるし、Jr.は保母さんの向こう側にいるしで、人の間からチラチラしか見えない。失敗したー。

続いて園児全員によるかけっこ。
まずは未満児。グランドを横切る直線15メートルぐらいを、男女混合で4人ずつ年齢順に走る。Jr.は最年少だから最後の組だ。
走る前に名前を呼ばれ、手をあげて「はーい」とお返事するのだが、Jr.はモジモジ。まだ2歳にならないんだもんね。しょーがない。

「よーい、ドン」

で走り出す。実は練習ではいつも一番だったらしいが、ちょっとスタートが遅れて最後に走り出した。
それでも後半3人をごぼう抜きして2位でゴール。なかなかいい走りだった。
パパ&ママは「かわいー、はやいー」で大騒ぎ&大喜び。

年少さん(グランド1週)のかけっこの後、いよいよチビスカ登場。年中さんである彼女は、グランド1.5週を走る。
4人並んで、1人ずつ名前を呼ばれて、元気良く「はーい」と答えた。

保母さん「位置について、ヨーイ、ピー(笛)」

でスタート。ちょっと出遅れてしまったが、腕を前後に振りながら、大きめのストロークで良い走り。2位でゴール。将来有望だ。
パパ&ママはまたまた大騒ぎ。えみぃもつられて大騒ぎ。

年長さんのかけっこが終わると、未満時のお遊戯が始まった。
全員エプロン&ナプキンを身につけて、掃除機ロックのダンスだ。

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ノリノリで踊るJr.を激写!のつもりが、手前の保母さんと子供のお尻にピントがあってしまった。動いている被写体ってむずかしいー。

ダンスが終わると、各児のママと一緒に「わくわくマーケット」。
保母さんが持っているお菓子を、ママと一緒に買いに行くというゲーム(?)だ。Jr.もお菓子をもらってご満悦。

と、ここで未満児たちは親元に返されてしまう。まだ10時なんですけどーって気もしたが、確かに、未満児を見つつ運動会を運営するって無理なのよね。

その後、
未満児以外の全園児による綱引き(チビスカ所属の赤組の圧勝)
年少さんによるお遊戯「ひょっこりひょうたん島」(モー娘が歌ってるのね)
年長さんによる障害競走「オリンピック」(逆上がりが入っててびっくり)
を楽しく見たあと、いよいよチビスカのお遊戯「空へ飛び出せペコリナイト」。

ゴリエちゃんの「ペコリナイト」に合わせて、ボンボンを持った年中さんがダンスする。
リズムに合わせて(微妙にズレてる子もいるんだけど)、ちゃんとフリも覚えてて、みんな上手だわねーと、おばさんは感動しちゃった。

休憩をはさんで
来年入園予定の子供たちが旗を拾う「ちびっこさんいらっしゃい」。
ちいさい子がいっぱい出てきたもんで、Jr.もついて行ってしまったのだけど、保母さんに止められた。

その後は、全園児参加の2人1組で走る「あいのり」。
段ボール箱で作った電車に2人で入り、左右に別れ、リレー方式で走るゲーム。
学年をまたぎ、アメリカンチェリーチーム、バナナチーム、ぶどうチームに分かれている。チビスカはぶどうチームだ。

組み方が、男の子&女の子だったり、足の速い子&遅い子だったりするため、前の子が後ろの子を引きずっちゃったり、後ろの子が早すぎて前につんのめったり、息が合わなくてノロノロ歩いちゃったり、見ているほうはハラハラ&おかしくて、すごく盛り上がった。
チビスカはどうやら男の子とペアらしい。

前のペアからタッチを受けて、いよいよチビスカの番だ!てっきり後ろかと思ったら、ちょこんと前に入った!

親たち「前かよっ!」

男の子が後ろに入り、2人で電車を持つと、即効でチョコチョコっと走り出した。

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ホントに「チョコチョコ」っとした走りなんだけど、早いの。
それでも、先ほどのかけっことは違い、後ろの子を気遣って歩幅を小さく走ってた。子供だけど、ちゃんとわかってるんだなぁと、また感心。

その後は、祖父母による「じゃんけんチャンピオン」。音楽に乗って歩き、音楽が止まったところで出会った人とじゃんけんをし、負けた人が後ろにつくというゲームだ。
リョウコが借り出されて、イヤイヤ(?)参加。

トトロの「さんぽ」の音楽に乗って歩くおばばたち。なんかかわいかった。

その後、たま入れやお父さん達の障害競走、年長さんの組み体操があって、年中さんのゲーム。

園児の腰に長めの紐をつけ、その先に風船をつける。赤白に別れ、敵組の風船を割るという「おいかけろ!!」という騎馬戦みたいなゲーム。
スカオットが参加した。

「ヨーイ、ドン」の合図で、赤組、白組の園児+親が入り乱れ、風船を狙う。

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園児同士のゲームかと思いきや、親がマジで風船を割りに行く。パパさん達はわりとやさしい当たりなんだけど、ママさん達はマジ。けっこう怖い。
スカオット&チビスカは、混乱の中心から外れ、いい感じ。
いいぞー、そのまま逃げろーと思っていたら、同じ赤組のパパさんに割られてしまった!チビスカはしょんぼり、スカオットはちょっとマジ切れ?!
(後で、風船を割ったパパから侘びを入れられ、和解)

その後はリレー、最後のダンス、終わりの言葉で幕を閉じた。12時だった。

3時間の運動会だったけど、てんこもりの内容だった。
園児が少ないってこともあるけど、プログラムの順番、プログラム間の準備や後片付け、園児の移動など、すごく良く考えられていて、スムーズだったように思った。

たまにチビスカとJr.の子守をするだけでぐったりしてしまうえみぃ、保母さん達ってすごいなーと、尊敬してしまった。
そして、最近悲しいニュースが多い中、元気いっぱいで、おりこうさんで、生き生きした子供達に逢って、すっごいパワーをもらった気がする。
来年も参加しよーっと。

と、いつもあたしのブログは長いけど、こーーーんなに長く書いちゃって、子供の運動会に家族全員を呼んじゃうミニスカ夫婦以上に、そうとうな叔母バカだなぁって思う、今日この頃なのだ。

素人だらけの稲作 はぜかけ20日

我が家の田んぼは0.8反部(約240坪)の広さ。
田んぼを貸してくれた人の話だと、15俵ぐらいは収穫できるだろうってことだったけど、リョウコの収穫目標はどーんと大きくて20俵(1200Kg)。
なんだけど、脱穀をしてみたら、ナナナナント60俵も採れちゃって、んもー笑いが止まらないのだ!っていうのは、えみぃが今朝観た夢のお話。
よほど脱穀が待ち遠しいらしい。

苦戦した稲刈りから3日、お昼休みに稲の様子を見に行った。

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ちゃんと立ってたー。よかった。
左の2つがかぶってるけど、全部で5個のはぜ。
素人が数々のアクシデントを乗り越えて作った感じがすごく出てる。

だってプロが作ったのは、ピシーって一直線だったり、
複数たってても、定規で測ったようにキレーに並んでるのに対して、
えみぃん家のはぜは、あちこちにあって、大きさもばらばら。。。
来年はプロっぽく、ピシーっと並べたいと強く思った。
あと、金属の足も買おう。

落穂を拾って、もみがらをむいてみた。

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きれーな色をしてた。いつも食べてる玄米って、もっと茶っこい色してるんだけど、
この子は金色に見えた。気のせい?
ぷっくりした、立派なお米だった。

オットに「食べてみたら」と冗談を言ったら、ほんとに食べちゃった!冗談が通じない人だ。

リョウコに「いつ頃脱穀すんの?」と聞いたら、「昔の人ははぜかけ20日って言ってたから、10月10日ごろかなぁ」と言っていた。
だけど、アキヨさんが「もうやってもいい」と言えば、急に決まるんだろうな。リョウコも稲作は素人だから、自分達で日程を決められないのだ。
ちょっと困ったチャンなんだけど、今年はジンジャーエールだ。

はぜの上に、とんぼがいっぱい止まってた。

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青い空と、赤いトンボと、金色に輝く稲の色がすっごくきれいで、
風が心地よくて、気持ちのいい秋の午後だった。

素人だらけの稲作 稲刈り(結)

解散後、まっこちゃんを家まで送った。
まっこちゃんはえみぃのお友達、となりの市からはるばる手伝いに来てくれたのだ。
本当にありがとー。

帰りに、まっこちゃんの家と同じ市内にある、オットの実家へ行った。
その日、東京に住んでいるオットのお姉さん家族が遊びに来ていたのだ。
月曜日はえみぃ宅に泊まって宴会をすることになっていた。

オットが、事の次第を説明して、月曜日作業を手伝ってもらいたいとお願いをしたところ、快く引き受けてくれた。ヨカッタ!
ちょっとだけ安心して帰宅。ビールを飲んで寝た。

月曜日、朝10時、お姉さん一家(わんこ含む)とお義母さんが、手伝いに来てくれた。
リョウコ、オット、えみぃの総勢7名+1頭で作業開始。
お天気が良くて助かったー。ちょっと暑かったけど。

まずははぜ棒を組むところからスタート。

前日倒れたのは、足に使った棒が細すぎたのが原因と判明したので、太い棒を選んで組むことに。
さらに、端っこの3本足を4本足にして強度をプラス。

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足の棒が足りなくなりそうだったので、リョウコが持ちに行った。

わんこ(黒ラブちゃん)は、車のところに1人おきざりにされ、時々「くぅ~ん、くぅ~ん」「ワン、ワン」と鳴いていた。
かわいそうだけど、ちょっと待っててねー。

3本を組むのも苦労したけど、4本となるともっと大変。
試行錯誤しながら、組んで行く。

リョウコが戻ったので、男たちとリョウコで足を組み、女たちは落穂拾い&崩れた束結びをすることにした。

昨日はぜんぜん落ちていなかったのに、今日はあっちにもこっちにも落ちている。
踏まれて泥んこになってしまったものや、茎が何段階にも曲がってへろへろになったもの、茎と穂が分かれてしまったものもあった。悲しい。
一粒も無駄にしてなるものか!と、一生懸命拾った。

そうこうしているうちに、はぜが1つできたので、女たちははぜかぜに挑戦!
お姉さんもまりぞうもはぜかけ初体験だったけど、なかなかの腕前だ。

2つ目のはぜ棒を組み、そのうち1本のはぜかけが終わったところでお昼にした。

お義母さんがおにぎりや煮物やからあげを持ってきてくれたので、ビニールシートの上に食べ物を広げ、みんなで腰をかけて食べた。
1人ぽつんと作業を見守っていたわんこも近くに連れてきて、みんなでわいわい。

そこへアキヨさん登場。

アキヨさん「終わりそうだな」
リョウコ「(一緒に)お昼食べて行きや」→あんたが用意したもんじゃないだろっ
アキヨさん「チビ(孫)が家で待ってるから帰るわ
      まだ終わりそうもなきゃ手伝うかと思ったけど、終わりそうだな」
リョウコ「あぁ、じき終わるわ」
アキヨさん「あれぇ、これは立派なお犬様だでぇ」

と言って、わんこの顔をなでなで。
お犬様って、あんた。アキヨさんってほんっとにおもしろい人だ。
「じゃぁな」と言って、アキヨさんは去って言った。
昨日あんなことがあって、遅くまで付き合わせちゃったのに文句を言うわけでもなく、今日も手伝うつもりでさりげなく様子を見に来てくれたんだ。
なんていい人!

しばらくすると、今度は上の田んぼの家の人(おじいちゃん)が様子を見に来た。
自分の田んぼの様子をしばらく見ていたが、えみぃ達のところに近づいて来て、

おじいちゃん「楽しそうに稲刈りをしてますね
       昔はみんな、こうやって一家総出でやったもんですが、今はね。
       コンバインなんか使って一気にやっちゃうようじゃだめなんですよ。
       いやぁ、素晴らしいですね」

と感心して帰って行った。

確かに、この辺りでも、若い人が参加して稲刈りしている家なんて、めったに見ない。ましてや、手で稲刈りなんて、えみぃが小学生の頃も家だけだった。
最近の稲作は、機械を使って少人数でささっとやってしまうし、お米も昔ほど貴重なものじゃなくなってるから、お米を大事にしなくなってるように思う。
でも、家族みんなで豊作に感謝しながらわいわい作れば楽しいし、子供はもちろん大人でも、お米作りの大変さやお米のありがたさがわかって、大切にすると思う。
お米作りを初めてよかったなーと、改めて思った。

お昼休憩が終わったところで、えみぃは家の掃除&お仕事があったので、一足先に戻ることにした。後は、オットファミリーとリョウコにまかせて。

オットから聞く話によると、わりと良いペースで作業が進み、午後2時過ぎには終わったそうだ。

少し若くて残してあった稲を刈って良いと言われ、喜んで刈るまりぞう。
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自分で刈った稲を束ねるまりぞう。遠くにパパ&わんこも。
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23日から25日まで3日間に渡り、14名が参加したドウヤの稲刈りは、こうして静かに終わった。
24日の夕方はぜが倒れたときはどうなることかと思ったけど、ちょうどお姉さん家族が来ていて、手伝ってくれたので、最後まで楽しくできた。
手伝ってくれたみなさん、本当にありがとうございました。

さぁて、次は脱穀、今度はどんなドラマが生まれることか。。。

素人だらけの稲作 稲刈り(転)

リョウコとアキヨさんの指南を受けながら、オットとスカオットが、はぜ棒を組んだ。
長い棒の両端は3本の足で支え、中2箇所を2本の足で支える。

長い棒4本分でぜんぶ掛けられると読んだリョウコ。
長い棒1本ずつわけるか、全部つなげるかの選択肢があった。

長い棒1本ずつ分ける場合、短い棒が40本必要になるので組むのが大変だが、万一倒れた場合の被害が少ない。
全部つなげた場合、短い棒は31本で済むので組むのは早いが、倒れた場合の被害が大きい。
日がだいぶ傾いていたこともあり、つなげるほうを選んだ。

まっこちゃん、なっちゃん、えみぃの3人は、稲の束をはぜ棒の近くに集める係り。

アキヨさん、ミニスカ、リョウコがはぜかけ隊となり、組み終わらないうちからどんどんかけて行く。
1段目は、稲の束を3:7の割合に分けて、左右交互にかけていく。2段目は稲の束を真ん中で分けで、上に乗せるのだ。

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4本を組み終わって、はぜかけも80%ぐらい終わった。
先が見えたので、リョウコとアキヨさんはあぜに座り、タバコを一服。
が、ここで問題発生。どう見ても、稲が全部かからないのだ!

アキヨさん「ぜんぶ掛からねぇなんて、うれしいことだにな。
      無理して3段にすると倒れるかもしんねぇから、もう1本足したほうがいいな」
リョウコ「そうだな」

アキヨさんとリョウコがそんな話をしている中、早く作業を終わらせたい若者たちは「あと1本作るなんて待ってられない」「乗せちゃぇ乗せちゃぇ」と、3段目を掛け始めた。

アキヨさん「足のある上にかけな、真ん中は危ねぇから」

アキヨさんに言われたように、足があるところだけ、3段がけにすることにした。
そしてあと4、5株で終わりっていう頃、ミニスカが

「明日の朝来たら、倒れてたりしてね~」

と不吉な事を口走った。
そして、次の瞬間、、、





「パキッ」
「バサ、バサ、バサー」

という音とともに、全部倒れた。
中ほどの足が折れてしまったのだびっくり

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えみぃの頭の中に、8時だよ!全員集合の落ちた後の音楽が鳴り響いた。
そして、なぜかおかしくて、みんなで大爆笑。
おかしかったんじゃなくて、笑うしかなかった。
あと一息で終わりというところで、はぜかけが振り出しに戻ってしまったのだから。

しょんぼり、がっかりだけど、どことなく他人事の女たち。
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途方に暮れる男たち。
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なんとかうまく復旧できないか、必死のおばばたち。
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足の上にかかっている稲だけ外し、持ち上げようとしたけど、ものすごく重くて無理だった。
結局、稲を全部いったん外して、はじめからやり直すことになった。
しょんぼりする若者たちに向かっておばばたちが

アキヨさん「重みで倒れたっつーことは、豊作ってことだに。」
リョウコ「何年も使ってねー棒を借りてやったからいけなかっただよ。」

気を取り直して、みんなで作業。
今度は長い棒1本ずつで組むことにした。

チビスカとJr.が風邪をひくといけないので、ミニスカは2人を連れて先に帰宅。

4本じゃ足りないってことで、オットとスカオットは再びはぜ棒を取りに。
女たちは棒を組み直しながら、必死のはぜかけ。

だけど、倒れたはぜ棒から稲の束を外すとき、束がくずれたり、落穂が出るし、日がどんどん傾いて寒くなるしで、2本分掛け終わったところで、作業を中断。

はぜかけが終わった田んぼで、夕焼けをバックに集合写真を撮影するつもりだったのに、真っ暗な田んぼで、達成感がないまま、あわてて解散することになった。残念。

まだまだつづく

素人だらけの稲作 稲刈り(承)

晴れた!

朝10時、総勢9名(チビ2人含む)の大所帯で作業開始。
前日のシミュレーションにより、刈る人と束ねる人に分かれて作業をした。

稲刈り隊は 左から オット スカオット なっちゃん
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なっちゃんは「稲刈りだけはイヤ!」と宣言していたのだが、

ミニスカ「(なっちゃん)日曜日はひま?」
なっちゃん「(親指を立てて)ひまっす!」
ミニスカ「じゃぁ稲刈り、手伝ってね笑顔

ということで、参加することになった。

束ね隊は まっこちゃん ミニスカ リョウコ
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えみぃはと言うと、、、
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子守の人になってしまった。こっちのほうが疲れるっちゅーの。
チビスカは大人のやることをなんでもやりたがる。

チビスカ「鎌で刈りたい」
リョウコ「切れねぇ鎌があるから、それで刈らせてやれ」
チビスカ「切れない鎌ちょーだい音符

「切れない」の意味がわかっていないチビスカ、錆びた鎌を渡されて大喜び。
でも、いくら切れない鎌だって、安心はできない。
ちょこちょこ動き回るJr.を牽制しながら、チビスカの動きも見張る。
お手伝いになるように「稲の間にある、雑草を刈ってくれるかな」と提案するも

チビスカ「稲が刈りたい」

そう言うと、なっちゃんの側に近づき、刈ろうとした。

なっちゃん「ダメ、危ないでしょ。言うこと聞かなきゃだめだよ」

なっちゃんに怒られてしょぼんとしたチビスカ。
チビスカが悪いわけじゃない、鎌なんて持たせたからいけないのよね。

鎌をなんとか取り上げて、落穂広いを提案した。

えみぃ「落穂拾ってくれるかなぁ」
チビスカ「落穂ってなに?」
えみぃ「こういう風に落ちてる稲を拾うことを、落穂拾いって言うんだよ」

手で刈っているためほとんど落穂はないんだけど、それでも一生懸命拾い始めた。

リョウコ「おーい、お昼にしりやー」

あっという間にお昼だった。
ミニスカ&なっちゃんがにぎったおにぎり(えみぃの梅干入り)と漬物と枝豆を広げて、ビニールシートに座ってわいわい。
太陽の下、みんなで食べるおにぎりってサイコーにおいしい。
チビスカもJr.も、大人顔負けの食べっぷり。

お昼を食べていると、アキヨさん登場。
リョウコのマブダチで、農業の先輩(?)である人だ。軽トラックと稲刈り機を借りることになっていた。

が、到着した軽トラックに稲刈り機はなかった。
どうやら、他の人が借りて行ったらしい。。。
オットの顔が曇ってしまった。

気を取り直して午後の作業開始。

チビ2人は、どろんこ遊びを始めたので、リョウコに子守を任せてえみぃも束ね隊に参加。
稲刈り隊も束ね隊も、もくもくと作業をする。午前中の余裕はない。

しばらくして、稲刈り隊が最後の一山に手をかけた。
最後の一株をめぐり、仁義なき戦い勃発!

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玉を取るのは誰だーなんて言ってるうちに、稲刈りが終了。

オットとスカオットは、軽トラックではぜ棒(稲をかけるための棒)を取りに出かけ、なっちゃんは束ね隊に参加。

束ね隊の作業は難航していて、まだ半分ぐらい残っていた。
そこへ、「もう終わってる頃だと思っただけど~(まだぜんぜんだな)」と言いながらアキヨさんが再び登場。
ものすごいスピードで束ね始めた。

いつの間にか、リョウコ&アキヨさん&なっちゃんVSえみぃ&まっこちゃん&ミニスカの、束ね対決になっていた!

チビスカ「あっち(リョウコ達)のチームに負けないように、頑張ろう!」
チビスカ「えみぃちゃん、もっと早くやんなきゃだめじゃん」
チビスカ「負けちゃうよ」

なぜかチビスカにプレッシャーをかけられ、あせる大人3人。

しばらくするとなっちゃんがやってきて「アキヨさんがすげースピードで束ねるから、あっちは終わり」と勝利宣言。

チビスカ「負けちゃったねー」

それでも頑張った甲斐あって、こっちもだいぶ片付いてきた。もうちょっとだ!
リョウコもやってきて、束ね隊の作業が終了!(たぶん2時ごろ)

オットとスカオットがはぜ棒を持ってきた。
長い棒は8メートルぐらいあって軽トラックに積むのは一苦労だが、スカオットがトラック職人なので、なんとか持ってきた。

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あとははぜかけを残すのみ!


つづく

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