2006年09月

道の駅に来る人々の法則

飲んだくれネタが続いてしまったので、今日はちと違う話をば。

5月中旬から、毎週末道の駅の入り口に座って、人々を観察してきたえみぃ。
朝8時から夕方5時までの9時間、お客さんがいなくても、ずーっと座っていなければならない。
始めのうちは座っているのがつらくて、考えることといえば「早く終わらないかな~」だったけど、最近は人々ウォッチングを楽しめる余裕が出てきた。
あの人は何をしに来たのか、アイリスを買ってくれるのか、と考えながら観察しているうちに、いくつかの法則があることに気づいた。
(仙人のおじちゃんに教えてもらったことも多いけど)
今日は道の駅に来る人々の法則(?)を紹介しようと思う。

◆お財布を持って小走りで来る人は、野菜を買っていく
えみぃがお世話になっている道の駅は、地元の農家の人たちが新鮮野菜を毎日出荷しているのが売りだ。
朝収穫してお店にならべ、夕方まで残ったものは処分してしまうコダワリよう。
だから、おいしくないわけがない!
そして、午前中には売り切れてしまうほど人気。
なので、野菜を買いにくるお客さんは、車から降りるときには財布を手に持ち、一目散で野菜コーナーに行くのだ。運転席にご主人が乗ったまま、助手席の奥さんが飛び出してくるケースが多い。
そして、買い物が終わるとまた一目散に車へ。
アイリス屋はまったく眼にはいっていないようだ。

◆荷物を両手いっぱいに持っている人に声をかけると、買ってくれる場合が多い
これは仙人のおじちゃんに教えてもらったことだけど、一見、既に手一杯でそれ以上荷物を持ちたくないだろーと見えるけど、荷物を降ろして買い物してくれる。
両手いっぱいの荷物を降ろして、わざわざアイリスも買ってくれる。
こちらのほうが申し訳なくなっちゃうぐらいだ。
そして、こういう人にリピーターが多い。

◆「ジャーマンアイリス」と口に出した人(口を動かした人)は絶対買わない
机にかけているテーブルクロス、白地に紺色の字で大きく「ジャーマンアイリス」と書いているため、遠くからもはっきり読めるらしい。
そのため、「ジャーマンアイリス」と口ずさむ人が多い。
そしておもしろいことに、「ジャーマンアイリス」と読んだ人は、ぜーーーーったいに買わないのだ。
「あ、アイリスだ」とか「ジャーマンアイリスだ!」というように、声を出す人は買ってくれることが多いのだけど。
ほんとこれ、絶対そうなのよ。見てるとおもしろい。

◆カタカナに弱い人が案外多い
遠くから「ジャーマンアイス」と叫んで近寄ってくる人が居る。そして近くまできて「なんだー、アイスじゃなかったー」とがっかりした様子を見せるのだ(老若男女問わず)。
最初は「アイリスじゃ!ぼけっ怒り」なんて大人気ない感情を持ったえみぃだけど、最近は「アイスは中でどうぞ~」とにっこり答える。
シャーマンアイリスって言った人も居たなぁ。
案外カタカナって、読みずらいのかな。

◆後ろで手を組んで近づいてくるお父さんは、話しかけても返事をしない
こういうお父さん、結構多い。
奥さんが中で買い物してて、することがなくてあちこち見てまわっているんだけど、どの店で声をかけられても、完全無視。
後ろに手を組むのは「話しかけないでください」というサインなんじゃないかって思うほど、頑な。
最初のうちはわからなくて、一生懸命声をかけて、無視されて落ち込んだりもしたけど、最近はこちらも完全無視。

などなど。
どう?何へぇもらえたかしら。

週末あそこに座っているだけで、ものすごい洞察力がつきそう(ついた?)で、ますます商売上手になっちゃうえみぃなのだ。

そんな楽しかったアイリス屋だけど、来週末でおしまい。。。
いやー、半年よくがんばったわ!やっと休める~と思う反面、さみしさもあったりして。来週末は泣いちゃうかも。

Party every night

すっかり涼しくなったのに、相変わらず奴らの羽音で眼をさまして、
イヤーな気分になる今日この頃、みなさん、まだ蚊取り線香を使っていますか?

さてさて、夏までは「お酒は週末だけ」って決めていたのに、
お盆からずーーーーっと毎晩飲むクセがついちゃったえみぃ達。

お仕事が一区切りになったと言ってパーティ、
アイリスの出荷が終わったと言ってパーティ、
(平日だけど)農作業をしたからと行ってはパーティで、
休肝日がなーーーい。

そんな中、先週の土日は、道の駅に「信濃ワイン」の営業マンが来て
ワインの試飲会をやっていた。
土曜日、店番をしているオットのもとに、何杯もワインを届けてくれたとか。

日曜日店番のえみぃは朝からソワソワ。
いつ来るか、いつ来るかと待っていた。
がー、なかなかいらっしゃらない。
見ると、お客さんがたくさん来ていて、忙しそうだ。

営業マンさんは、ちょっと小太り(失礼)でゆるいパンチパーマ頭で眼がぎょろり。
こじんまりしたパパイヤ鈴木みたいな人だ。
両手にワインボトルを持ち、威勢よくお客さんに声をかけ、次々に飲ませてる。

10時ごろ、苗の補充にやってきたオットに「ぜんぜん来てくれないよー」
と文句を言うと「自分から飲みに行ってくりゃぁいいじゃん」と言う。
早速店番を交代してもらい、飲みに行った。

えみぃ「ワインください」
営業マン「どーぞどーぞ、まずはにごりからね」

そう言って、透明なプラスチックのコップに、ワインを冷やしている氷を
素手で2~3個入れて、そこになみなみとにごりワインを入れてくれた。
素手かよっ汗と思ったけど、氷の浮かんだワインは、とてもおいしそうだった。

雪花という名前の、にごりの赤ワイン。
透明になる前のみずみずしいワインを、「おり引き」~「ろ過工程」を経ず、独自の製法によって、おいしさ丸ごとボトルに詰めたんだとか。
アルコール度が7%ぐらいの、軽いワインだ。
口に含むと、ぶどうのさわやかな甘みが広がって、とってもおいしい。
でも、これはジュースって感じ。

えみぃ「私は赤いのが飲みたいです」
営業マン「おっ、通だね。じゃぁこれをどうぞ」

今度はちいさい紙コップに半分ぐらい、赤ワインを入れてくれた。
スーパーデラックスの赤。メルロ100%でフルボディ。
えみぃはカベルネ種が好きで、昔はカベルネばっかり飲んでいたけど、
最近オットがメルロに目覚めたので、メルロも好きになってきたところ。

えみぃ「日本のワインって、カベルネ種を使ったものが少ないですよね?」
営業マン「カベルネは、標高が高いところじゃないと熟さない、
     だけどぶどうの木は寒さに弱いから、日本じゃ育ちにくいんだよ」

なるほどー。そういう訳なんだ。

えみぃ「おいし~い」
営業マン「おっ、いけるねー。じゃぁこっちの白もどうぞ」

というわけで、今度は紙コップに白いワインを入れてくれた。
スーパーデラックスの白。竜眼100%やや辛口。
竜眼は信州特産の在来種なんだそう。シャルドネとはちょっと違う
さっぱりした辛味で、こっちもおいしい。

すきっ腹に立て続けにワインを3杯飲んで、気持ちよくなってきた。
おまけに気が大きくなったところに、営業マンの営業トークが炸裂。

営業マン「ダースで買いなよ。お買い得だよ」
えみぃ「ちょっとオットに聞いてきます!」

オットのところに戻って、ダース買いの承認を得るべく、一生懸命
説明する。

えみぃ「お友達にプレゼントしたりさ、パーティのときにいいじゃん。
    まとめて買っておけば」
オット「おまえ、酒臭いぞ。それに、パーティ用なんて言っても、
    あればすぐ飲んじゃうだろ」
えみぃ「それもそうよね」

というわけで、あえなく撃沈。
思いとどまったえみぃは、スーパーデラックスの赤とにごりの赤を1本ずつ買うことにした。

えみぃ「あればすぐ飲んじゃうんで、今日は2本でいいです」
営業マン「そうとう呑むんだねー、まいどあり」

ワインを買って店に戻り、再び店番。
昼間のお酒が効いちゃって、やや酔っ払い状態。
それが良かったんだか、お客さんが多かったんだか、商売も上々で気分も上々。

しばらくすると、営業マンが白と赤を紙コップで持って来た。

営業マン「ビタミンだよ」
えみぃ「ありがとうございます」

結局夕方まで、ワインを飲みながら営業。
楽しくて気持ち良い1日だった。

家に戻れば、もちろんパーティ。
とりあえずビール1リットルで胃をならし、
野菜をつまみにスーパーデラックスをいただいた。

wain.jpg


最近、毎日1本明けているせいか、ペースが早い。
あっという間に終わっちゃった。
なんか足りない、さみしい。と思っていたら

オット「にごりも明けろや」

結局にごりも飲んじゃった。
にごりは軽いので、ジュースみたいにゴクゴクいけちゃって、
さらに物足りなくなり、さらにビールまで飲んじゃった。

とうとうワイン1本じゃ物足りなくなってしまったえみぃ達。
しかも1日も空けずに毎日飲んでる。
なんとかしないと、まずいぞ~と思いつつ、今日もやっぱり飲んじゃうのだった。
   

ジンジャーマン 参上!

(この記事は生姜がないからの続きなので、先に読んでね。)

約束の日の夕方、ちょっと隊長、じゃなくて退庁(田中康夫かっ)じゃなくて体調が悪かったので、オットにスーパーに行ってもらった。

えみぃの注文は1kgだったけど、スーパーから戻ったオットの手には、段ボール箱いっぱいの生姜。

オット「どうしたと思う~、これ(ちょっと興奮気味)」

スーパーの仕入れ担当の人のミスで、良い生姜が手に入らなくて、
(というか、もう時期外れだもん、まさに「生姜ない」んだけど)
お詫びの印として、全部持って帰っちゃってください、と言われたらしい。

そんなわけで、結局、3kgもの生姜をゲットしてしまった!
3kgって、こんなよ。

shouga1.jpg


新生姜って、じーーっと見てると、生き物みたいに見えてくる。

shouga2.jpg


ジンジャーマンに襲われる、ピヨピヨとクジラ君。
このままだと、えみぃの家はジンジャーマンに支配されるぞ。
一刻も早く、やつらを料理せねば!

といことで、紅生姜作り。
まずは皮をむいて、塩をして冷蔵庫で一晩寝かせる。
とりあえずビンに入るだけむいたら、700gだった。
うろ覚えのレシピで、20%の塩(140g)をまぶって冷蔵庫へ。
漬物って、とにかく塩使うよね~。

翌朝、あらためてレシピを確認すると「4%の塩」とある。
ひえぇぇぇぇ~間違えちゃったーーーー。
時既に遅し。冷蔵庫の生姜は完全に塩が入ってしまい、しおしおして、かなり縮んでいた。
ちょっとかじってみると、しょっぱーーーーーーい。

どうしよう困った
やり直すのがいちばんなんだけど、良いところを選んで作ったから、捨てるのは忍びない。
考えた末、塩抜きをして使う&正式な分量のものも足すことにした。
半日水に漬けたら、少しは塩辛さが抜けたので、干した。

奥がしょっぱいやつらで、手前は分量どおり。
写真だと、あまりわからないけど、奥のやつらはかなり縮んでいる。

shouga3.jpg


半日干して、梅酢とあわせた。

shouga4.jpg


1週間で食べられて、1年ぐらい保存できるそうだ。
色はいっちょまえだけど、中には激塩辛のものと、おいしいものが混在している。
このビンを使って、ロシアンルーレットができそう~なんて楽しいことを考えたりして。さすが、転んでもただでは起きないえみぃ。

さてさて、ジンジャーマンはあと残り2kg以上あるので、ガリと酢醤油漬けも作ることに。

◆ガリ
酢1カップ、水1カップ、砂糖1/2カップを沸騰させ、冷ます(漬け汁)
生姜を薄切りにして、さっとゆでる(辛味を抜くため)
あたたかいうちに、生姜を漬け汁に入れ、30分ぐらいから食べられる
→ちょーーー簡単

◆酢醤油漬け
酢300cc、創味のつゆ適量をまぜ、こんぶを入れる(漬け汁)
生姜の皮をむいて、短冊に切る
生姜を漬け汁に入れて一晩
→これもちょーーーー簡単

かくして、冷蔵庫の中は、ジンジャーマンと漬物のタッパやビンであふれてしまったとさ。
(結局支配された?)

そして、ガリと醤油漬けの味見。

shouga5.jpg


向かって左がガリ、右が酢醤油漬け。
ほんのりピンク色になって、いい感じ(着色はしてないのよ)。
ガリは甘さ控えめでちょっぴり辛くて、市販のものに比べると上品な味。
おつまみに最高。
酢醤油漬けは、ガリよりさっぱりしていて、さらに酒に合うわー。
ってことで、またまた深酒をしてしまう、えみぃ達なのだった。
プロフィール

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