隣町にある、小林貞吾記念館の庭の水仙が満開との情報をキャッチ!
お昼休みにオットと2人で見に行った。

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約300坪(えみぃの見たところなので正確ではない)の斜面一面に、黄色い水仙と
紫色のヒヤシンスが咲いている。遠くから見ると、黄色と紫のシマシマ絨毯という感じ。
まさに満開で、すごい迫力だ。キラキラ
あたり一面、良い香りが漂っていて、すごく心地良いのだ。

管理しているのは、おんとし90歳オーバーのおじいちゃん、通称「水仙のおじさん」だ。
おじさんに一言あいさつすれば、誰でも無料で敷地内を散策できる。

敷地内には、おじさんが作った「小林貞吾記念館」があり、たくさんの作品が展示されて
いて、こちらも見せてもらうことができる。
小林貞吾氏は、幼少から絵や彫刻に親しみ、東京の美術学校に進んで数々の名作を
残すも昭和19年に31歳という若さで病気のため亡くなった人で、水仙のおじさんの弟
さんだ。
おじさんは、志半ばで亡くなった弟さんを偲び、その偉業を郷土に残すために、作品を集め
てこの施設を作ったそうだ。
えみぃは昨年、お友達の紹介で記念館を見せてもらったけど、すごく迫力ある作品が
並んでいてびっくり&感動した。
そして、その記念館を取り囲むように、好きな花を植えて管理しているのだ。

90歳を超えた今でも、足腰もしゃんとしてるし、話もしっかりしている。
若いときは海軍のおえらいさんだったらしく、英語が読めちゃったり、テーブルマナーとか
知ってたり、シシオドシを自作しちゃったり、博識で元気なスーパーおじいちゃんだ!

この水仙達は、7年ほど前から集めて植えているもので、ヒヤシンスは40年前に伊豆から1球
持ち帰ったものが増えたとか。
とにかく、すごい迫力だ!

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よく見ると、らっぱ水仙、八重の水仙、黄色い水仙、淡い色の水仙という具合に、いくつか
の種類がある。黄色の濃淡と紫のコントラストが、本当にきれい。

水仙のおじさんは、植物のこともとても詳しくて、園内にはたくさんの花が植えられている。
足元をよーーーく見ると、雑草に混じってこんな花も咲いているのだ。

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これはヒトリシズカという花。とても品があって、かわいらしい花だ。

おじさんは毎日この場所に来て、花の手入れをしたり、記念館を訪れる人のお相手を
したりしている。かっこ良く年をとるって、こういうことだよなーと、しみじみ思ってしまう
今日この頃なのだ。