21日間のはぜかけが終わり、いよいよ脱穀!
朝からみごとな秋晴れで、絶好の脱穀日和だった。

リョウコ「午後一ぐらいに来ればいいよ」

とのことだったので、12時半ごろ、オットが出発。えみぃは残ってお仕事。

2時ごろ、なんとか今日のノルマが終わったんで、遅ればせながら合流しようとオットに電話をした。

えみぃ「今から行こうと思うんだけど」
オット「今ちょうど終わったとこ」
えみぃ「えぇぇぇっ、もう終わり?」
オット「でもいいよ、来ればいいじゃん」

作業をする前から、アキヨさんに「1時間もあれば終わるよ」と言われていたものの、えみぃが来るまでちょっと残しとこうとか、そういうのもないのね、、、とちょっと悲しくなった。
はたして何俵取れたのか、聞きたくてしょうがなかったけど、電話で聞いちゃうのはなんかもったいないので、現場に行って目で確かめようと思った。

2時30分ごろ田んぼに着くと、リョウコ&オット&アキヨさんがお茶を飲んで休憩中だった。また手伝ってくれたのですねー。感謝。
あちらこちらにお米の袋が置いてあるけど、ざっと見た所、なんか少ないみたい。

えみぃ「お疲れ様ですー、で、(袋は)いくつあった?」
オット「15ぐらいかな」

リョウコは20袋用意してたけど、予定より5袋少なかった。さらに、30kg入る袋なんだけど、20kgぐらいしか入れてないらしい。
ってことは、20kg×15=300kgってわけで、5俵!!!!!!
狐につままれたか?なにかおかしいぞ。
目標20俵だったら袋は40なきゃいけないわけで、、、なにか勘違いがあったらしい?

ってわけで、目標20俵なんてどーんと宣言しちゃったけど、まさに、取らぬ狸の皮算用だったわけで、入れる穴があったら入りたくなっちゃった。

でも、アキヨさんは「ぷっくり太ったいい米だで」と褒めてくれた。ありがとう、アキヨさん。

気を取り直して、脱穀の様子をオットに聞いてみた。


1時頃畑について、田んぼにリョウコが居るのを確認して、畑のアイリスを見ていたら、リョウコが居なくなっちゃった。そして、なかなか帰って来ない。
1人でぽつんと待っていると、リョウコとアキヨさんが軽トラックに脱穀機を積んで現れた。

脱穀機を下ろし終わるやいなや、アキヨさんが脱穀を開始!
「始めるよ」というような合図はまったくなかったそうだ。
オットはいつの間にかはぜから稲を外す係り、アキヨさんが脱穀係り、リョウコは脱穀が終わった藁を束ねる係りになっていた。

あれよあれよと言う間に脱穀が進み、写真を撮る余裕もなかったオット。
ブログのために写真を撮らなきゃ!と、はぜから外す係りをリョウコにタッチして、やっとこさ写真を撮影。

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これが脱穀機。この子はちびっ子系らしいけど、けっこうでかいね。
青い矢印から稲の束を投入する。

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脱穀が終わったもみが後ろの袋にたまるというシステムだ。

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足にキャタピラがついているので、稲のあるところに移動して脱穀ができる。
昔家で使っていた脱穀機は動かなかったので、稲を移動するのが大変だった。移動式ってのは、楽よね。

袋がいっぱいになると、ものすごい大音量のブザーでお知らせしてくれる。袋を交換するまで鳴り止まないブザーに追い立てられながら、オットは袋交換をしていたらしい。

そして小一時間で脱穀作業は終了。お茶を飲んでゆっくりしていたところにえみぃが参上したというわけだ。

もみを手に、大喜びのオットを激写!

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案外早くおわってリラックスモードのオットだったが、実はここからが地獄だったのだ。
思ったよりかなり少なかったとはいえ、300kgの米を倉庫(えみぃ実家)まで運ばなければいけない。

移動式の脱穀機で作業をしたため、田んぼのあちこちに散らばっている米袋を軽トラックに集める。リョウコが用意した一輪車は、タイヤに空気がなくて使えなかった。えみぃとオットで20kgの米袋をかついで運んだ。
畦に上がる2メートルぐらいがぬかっていて足を取られ、キツイ。トレーニングをさせられているみたいだった。

全部軽トラックに積み終わると、アキヨさんが軽トラックで、リョウコの車にオットも乗って、3人で実家へ。
えみぃは残って藁を束ねた。

ほどなくして、3人が戻ってきた。オットはもう、ヘロヘロ状態。
実家の入り口に袋を下ろしてもらい、入り口から玄関まで10メートルほどの区間を1人で運んだそうだ。お疲れ様。

米袋の運搬が終わったところで、アキヨさんは脱穀機を積んで帰って行った。
何から何までありがとうございました。

ほっと一息つく、という暇もなく、3人で散乱した藁を縛る作業開始。
よく見ると、藁にもみがたくさん残っているところがある。
さらによく見ると、地面にたくさんのもみが落ちている!!

オット「袋が外れて下に落ちちゃったんだよ」

なんともったいない!えみぃは落ちているもみを拾い、一輪車の荷台に集めた。そして、藁に残っているもみも集めた。
全部の藁を束ね終わる頃、一輪車の荷台には、こんなにもみが集まった。

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二合分ぐらいはありそう。
落穂を拾ったらもっと集まりそうだったけど、日が落ちてきたし、オットの体力も限界だったので、作業終了。
はぜ棒と束ねた藁は週末片付けることにした。

というわけで、期待に胸膨らませた脱穀は、ちょっぴりほろ苦い結果となった。
しかーし、量がダメなら質で勝負だ!と、新米の味見に期待するえみぃとオットなのだった。